思わず見とれてしまうような、みずみずしいツヤと透明感が魅力の「ちゅるんネイル」。SNSでも大人気のこのデザイン、実はセルフでも楽しむことができるのです。 「でも、なんだか難しそう…」と感じている方もご安心ください。この記事では、初心者の方でも挑戦しやすいように、ちゅるんネイルの基本的なやり方から、きれいに仕上げるためのコツまで、ていねいに解説していきます。 必要な道具や人気のデザインもご紹介しますので、ぜひ最後までチェックして、憧れのうるツヤネイルを手に入れてくださいね。
話題のちゅるんネイルとは?
ちゅるんネイルとは、その名の通り「ちゅるん」とした、うるおいとツヤ感が特徴的なネイルデザインのことです。まるで水滴が乗っているかのような、ぷっくりとした立体感と、爪が透けるようなシアーな色合いが魅力です。 光が当たると、爪の表面にきれいな光の筋(ハイライト)が生まれ、指先が美しく見えます。肌馴染みのよいカラーを使えば、オフィスネイルとしても活躍しますし、パーツを加えれば一気に華やかな印象にもなります。シンプルながらも存在感があり、指先を見るたびに気分が上がる、今大注目のデザインです。
セルフでちゅるんネイルを始める前に準備するもの
ちゅるんネイルをセルフで楽しむために、まずは必要な道具を揃えましょう。ここでは、絶対に欠かせない基本の道具と、あるとさらに仕上がりが良くなる便利なアイテムをご紹介します。
これだけは揃えたい!基本の道具
まずは、ジェルネイルをする上で最低限必要になるアイテムです。最近では、これらがセットになった初心者向けのスターターキットも販売されています。
道具 |
役割 |
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LEDライトまたはUVライト |
ジェルを硬化させるために必須のライトです。 |
ベースジェル |
カラージェルの前に塗り、爪を保護してジェルの密着を高めます。 |
カラージェル |
透明感のあるシアーなカラーを選ぶのがポイントです。 |
トップジェル |
最後に塗り、ツヤと強度を出してネイルを長持ちさせます。 |
ジェル用ブラシ |
ジェルを爪に塗るための筆です。 |
エタノールまたはジェルクリーナー |
爪の油分除去や、未硬化ジェルの拭き取りに使います。 |
ネイルファイル |
爪の形や長さを整えるヤスリです。 |
あると仕上がりが変わる!便利なアイテム
基本の道具に加えて、これらのアイテムがあると下準備がしやすくなり、ネイルの持ちや見た目の美しさが格段にアップします。
アイテム |
役割 |
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キューティクルプッシャー |
甘皮を押し上げるための道具です。 |
キューティクルニッパー |
押し上げた甘皮やささくれをカットします。 |
ウッドスティック |
甘皮処理や、はみ出したジェルの修正に使えて便利です。 |
キッチンペーパー |
エタノールを含ませて拭き取りに使います。けば立たないのでおすすめです。 |
ダストブラシ |
爪を削った際に出るダストを払うためのブラシです。 |
初心者でも簡単!ちゅるんネイルの基本的なやり方
道具が揃ったら、いよいよ施術スタートです。焦らず、ひとつひとつの工程をていねいに行うことが、きれいなちゅるんネイルを作る一番の近道です。ここでは、4つのステップに分けてやり方を解説します。
手順1:爪の形と表面を整える下準備
まずはネイルを塗る前の下準備(プレパレーション)です。この工程をていねいに行うことで、ジェルの持ちがぐっとよくなります。 最初にネイルファイルで爪の長さと形を好みに整えます。次に、キューティクルプッシャーで甘皮をやさしく押し上げ、ニッパーで余分な甘皮をカットしましょう。最後に、エタノールを含ませたキッチンペーパーで爪表面の油分や水分、ダストをしっかりと拭き取ります。
手順2:ベースジェルを塗って土台を作る
下準備が終わったら、ベースジェルを塗っていきます。爪のエッジ(先端)にも忘れずに塗り、はみ出さないように注意しながら爪全体に均一に塗布します。塗り終わったら、LEDライトで30秒〜1分、硬化させましょう。このベースジェルが、美しいフォルムを作るための大切な土台となります。
手順3:カラージェルで透明感を出す
いよいよカラージェルです。ちゅるんネイルの肝である透明感を出すために、一度に多くの量を塗るのではなく、薄く塗るのがポイントです。 筆に少量のジェルを取り、まずは薄く一度塗りして硬化させます。ムラになっても大丈夫です。次に、もう一度同じように薄く重ねて硬化させます。この「薄く重ね塗り」が、奥行きと透明感が生みだします。好みの濃さになるまで、2〜3回繰り返しましょう。
手順4:トップジェルでぷっくり感とツヤを出す
トップジェルで仕上げます。ちゅるんネイルの特徴である、ぷっくりとした厚みとツヤを出すための重要な工程です。 少し多めにトップジェルを筆に取り、爪の中央に乗せます。その後、筆先を使ってジェルを爪全体にやさしく広げ、表面がなめらかになるように形を整えます。最後にライトで完全に硬化させ、未硬化ジェルが残るタイプの場合は、エタノールで拭き取ったら完成です。
セルフネイルの仕上がりを格上げする3つのコツ
基本のやり方をマスターしたら、次はワンランク上の仕上がりを目指すためのコツをご紹介します。この3つのポイントを意識するだけで、まるでサロンで仕上げたような、美しいちゅるんネイルが作れますよ。
コツ1:ジェルの量を調整してぷっくり感を出す
ぷっくりとした厚みを出すためには、トップジェルの量が重要になります。少なすぎると凹凸ができてしまい、きれいなツヤが出ません。目安としては、ベースやカラーの時よりも少し多めの量を意識しましょう。ただし、一度に多く乗せすぎるとサイドに流れてしまうため、最初は少量から試して、少しずつ量を調整するのがおすすめです。
コツ2:シアーなカラーを薄く重ねて透明感を演出
ちゅるんネイルに欠かせない透明感は、カラージェルの選び方と塗り方で決まります。選ぶ際は、ピンクやベージュ、コーラルといった、塗ったときに地爪がほんのり透けるような「シアーカラー」や「クリアカラー」と表記されているものが最適です。薄くていねいに重ね塗りすると、内側からじゅわっと色づくような、みずみずしい仕上がりになります。
コツ3:フォルムを意識して光の筋を作る
美しいちゅるんネイルの証は、爪の表面に入る一本のきれいな光の筋です。この光の筋を作るには、爪のフォルム(形)を意識することが大切です。特にトップジェルを塗る際に、爪の中央が一番高くなるように、なだらかなアーチを作るイメージでジェルを乗せてみましょう。横から見て、爪の根元から先端にかけて、なめらかなカーブができていれば成功です。
ちゅるんネイルの人気デザイン5選
ちゅるんネイルは、カラーやパーツ次第で様々なアレンジが楽しめます。ここでは、セルフでも挑戦しやすい人気のデザインを5つご紹介します。ぜひ、あなたの次のネイルの参考にしてくださいね。
オフィスにもOK!上品なワンカラーネイル
ちゅるんネイルの魅力を最もシンプルに楽しめるのが、ワンカラーのデザインです。肌馴染みのよいピンクベージュやグレージュなど、落ち着いたカラーを選べば、オフィスでも好印象間違いなし。シンプルだからこそ、フォルムの美しさとツヤ感が際立ち、上品で清潔感のある指先を演出できます。
定番人気!大人可愛いピンクネイル
デザインのポイント |
おすすめのシーン |
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血色感のあるシアーピンクで可愛らしく。 |
デートや女子会 |
爪の中心に色を濃く乗せるチークネイルも人気。 |
特別なイベント |
小さなストーンやラメを少し加えると華やかさがアップします。 |
パーティー |
指をきれいに見せるベージュ・コーラル系ネイル
自分の肌の色に合わせてベージュやコーラル系のカラーを選ぶと、指がすらりと長く見える効果が期待できます。健康的でナチュラルな印象を与え、どんなファッションにも合わせやすい万能デザインです。季節を問わず楽しめるのも嬉しいポイントです。
トレンド感満載!マグネットやオーロラとの組み合わせ
ちゅるんとしたベースに、キラキラと輝くマグネットネイルや、角度によって色が変わるオーロラパウダーを組み合わせるのも人気です。ベースの透明感に、マグネットやオーロラの輝きがより一層引き立ちます。一気にトレンド感が増し、周りと差がつくおしゃれな指先に仕上がります。
パーツを乗せて華やかに!韓国風デザイン
透明感のあるベースに、リボンや蝶、ハートなどの小さなパーツを乗せれば、トレンドの韓国風ネイルが完成します。全ての指に乗せるのではなく、1〜2本だけをアクセントにするのがポイントです。ぷっくりとしたベースと立体的なパーツの組み合わせが、とても可愛らしい印象を与えます。
まとめ
今回は、セルフでできる「ちゅるんネイル」のやり方やコツについてご紹介しました。 最初は少し難しく感じるかもしれませんが、下準備をていねいに行い、ジェルの量や塗り方を意識すれば、初心者の方でも必ずきれいなうるツヤネイルを作ることができます。
ぜひこの記事を参考に、セルフでのちゅるんネイルに挑戦して、自分だけの可愛い指先を楽しんでください。