セルフネイルに挑戦してみたいけれど、「一体何からそろえればいいの?」と悩んでいませんか。 この記事では、セルフネイルを始めるために必要な道具を、ネイルケア(下準備)、マニキュア(ポリッシュ)、ジェルネイルの3つのカテゴリーに分けて、分かりやすくリスト形式でご紹介します。 どこで安くそろえられるか、初心者でも失敗しないための基本的な手順も解説しますので、自分だけのネイルアートを楽しむ第一歩を踏み出しましょう。
セルフネイルを始める前に知っておきたいこと
セルフネイルを始めるにあたり、まずは基本的な知識を身につけることが、成功への近道です。特に「ジェルネイル」と「マニキュア」の違いを理解し、それぞれに必要な道具を把握することが重要になります。
ジェルネイルとマニキュア(ポリッシュ)の違い
セルフネイルには、大きく分けて「ジェルネイル」と「マニキュア(ポリッシュ)」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、どちらが自分のライフスタイルや目的に合っているか考えてみましょう。
項目 |
ジェルネイル |
マニキュア(ポリッシュ) |
---|---|---|
特徴 |
専用のLED/UVライトで硬化させる。ツヤがあり、ぷっくりとした厚みが出る。 |
自然乾燥で乾かす。手軽に塗れて、オフも簡単。 |
もち |
約3〜4週間 |
約数日〜1週間 |
メリット |
・もちがよい ・強度があり爪の補強になる ・ツヤが美しい |
・手軽に始められる ・オフが簡単 ・カラーチェンジがしやすい |
デメリット |
・専用の道具が必要 ・オフに手間がかかる ・硬化にライトが必要 |
・もちが短い ・衝撃に弱くはがれやすい ・完全に乾くまで時間がかかる |
まずは必要なものをそろえることが大切
どちらの種類を選ぶにしても、美しい仕上がりとネイルのもちをよくするためには、適切な道具を最初にそろえることが不可欠です。 特に、爪の形を整えたり甘皮を処理したりする「下準備(プレパレーション)」は、ネイルの土台を作る非常に重要な工程です。必要なものをリストアップし、計画的に準備を進めましょう。
【種類別】セルフネイルに必要なものリスト
セルフネイルを美しく仕上げるためには、用途に応じた道具をそろえることが大切です。ここでは、「ネイルケア(下準備)」「マニキュア」「ジェルネイル」の3つのカテゴリに分けて、それぞれに必要な道具を具体的に紹介します。
ネイルケア(下準備)で必要な基本の道具
ネイルケアは、ネイルの仕上がりともちを左右する最も重要な工程です。 爪を健康に保ち、ネイルが映える美しい指先を作るための基本アイテムをそろえましょう。
道具名 |
役割 |
---|---|
ネイルファイル(爪やすり) |
爪の長さや形を整えます。目の粗さを表すグリット数があり、180〜240グリットが地爪の調整に適しています。 |
キューティクルリムーバー |
甘皮や爪表面の不要な角質をやわらかくして、処理しやすくします。 |
ウッドスティック or プッシャー |
やわらかくした甘皮をやさしく押し上げるために使用します。 |
キューティクルニッパー |
押し上げた甘皮やささくれをカットして除去します。 |
エタノール |
爪表面の油分や水分、ダストを除去し、ジェルの密着を高めます。手指の消毒にも使えます。 |
ネイルオイル |
ケアの最後に爪や甘皮周りを保湿し、乾燥を防ぎます。 |
マニキュア(ポリッシュ)で必要な道具
手軽に始められるマニキュアは、色の塗り替えも簡単で、セルフネイル初心者にぴったりです。基本のアイテムはドラッグストアや100円ショップでも手軽にそろえることができます。
道具名 |
役割 |
---|---|
ベースコート |
地爪を保護し、色素沈着を防ぎます。爪の凹凸をなめらかにし、マニキュアの発色を助けます。 |
カラーポリッシュ(マニキュア) |
お好みの色のマニキュアです。 |
トップコート |
カラーポリッシュを保護し、ツヤを出してもちをよくします。 |
ネイルリムーバー(除光液) |
マニキュアを落とすために使います。ラメ入りなど落ちにくい場合はアセトン入りがおすすめです。 |
ジェルネイルで必要な道具
ぷっくりとしたツヤともちのよさが魅力のジェルネイル。 マニキュアとは異なり、専用のライトやジェルが必要になりますが、一度そろえれば本格的なネイルが楽しめます。
道具名 |
役割 |
---|---|
LEDライト or UVライト |
ジェルを硬化させるための専用ライトです。これがないとジェルは固まりません。 |
ベースジェル |
カラージェルの前に塗り、地爪との密着を高めます。色素沈着も防ぎます。 |
カラージェル |
お好みの色のジェルです。 |
トップジェル |
最後に塗り、強度とツヤを出してネイルを保護します。 |
ジェル用ブラシ |
ジェルを塗るための専用の筆です。平筆が基本となります。 |
ジェルリムーバー(アセトン) |
ジェルネイルをオフするための専用溶剤です。 |
どこで買う?道具をそろえるおすすめの方法
セルフネイルに必要な道具は、さまざまな場所で購入できます。自分の予算や目的に合わせて、賢くアイテムをそろえましょう。
まずはスターターキットの購入がおすすめ
特にジェルネイル初心者の場合、何からそろえればよいか迷うことが多いでしょう。そんな方には、必要な道具一式がセットになった「スターターキット」がおすすめです。 ライトやジェル、ケア用品まで含まれているため、買い忘れの心配がなく、単品でそろえるよりも結果的に安くなることがあります。
100円ショップでそろえられるもの
最近の100円ショップでは、驚くほど多くのネイル用品が手に入ります。ネイルファイルやウッドスティック、コットンなどの消耗品はもちろん、マニキュアや一部のジェルネイル用品までそろえることが可能です。まずはお試しで始めたいという方は、100円ショップを覗いてみるのもよいでしょう。ただし、品質やもちに関しては、専門店の商品に劣る場合があることも理解しておきましょう。
ネイル専門店や通販サイトの活用
より品質の高い道具や、豊富なカラーバリエーションを求めるなら、ネイル用品の専門店や通販サイトがおすすめです。プロ仕様のアイテムから、初心者向けの使いやすい商品まで幅広く扱っています。商品のレビューを参考にしたり、セール時期を狙ったりすることでお得に購入することも可能です。
初心者が失敗しないセルフジェルネイルのやり方
道具がそろったら、いよいよ実践です。ここでは、初心者の方がつまずきやすいポイントを押さえながら、セルフジェルネイルの基本的な手順を解説します。
手順1:下準備(プレパレーション)
美しいジェルネイルを長もちさせる秘訣は、ていねいな下準備にあります。 まずはエタノールで手指と爪を消毒します。次にネイルファイルで爪の長さと形を整え、キューティクルリムーバーを使って甘皮をやわらかくし、プッシャーでやさしく押し上げます。最後に、爪表面を軽くサンディング(削る)して、エタノールで油分とダストをしっかり拭き取ります。
手順2:ベースジェルを塗って硬化する
下準備が終わったら、ベースジェルを爪に塗っていきます。爪のエッジ(先端の断面)にも忘れずに塗りましょう。はみ出さないようにていねいに塗り、LED/UVライトで指定された時間、硬化させます。
手順3:カラージェルを塗って硬化する
ベースジェルの上に、カラージェルを塗ります。一度に厚く塗ろうとせず、薄く塗って硬化させる工程を2〜3回繰り返すのがきれいに仕上げるコツです。一度塗りごとにライトで硬化させてください。
手順4:トップジェルで仕上げて硬化する
カラーを塗り終えたら、仕上げにトップジェルを塗ります。パーツを乗せた場合は、取れないように少し多めにジェルを乗せてコーティングしましょう。塗り終えたら、これまでより少し長めにライトで完全に硬化させます。
手順5:未硬化ジェルを拭き取って完成
硬化後、ジェルの種類によっては表面にベタベタとした「未硬化ジェル」が残ることがあります。エタノールを染み込ませたコットンやワイプでやさしく拭き取れば、ツヤツヤのジェルネイルが完成です。最後にネイルオイルで指先を保湿しましょう。
セルフネイルに関するよくある質問
セルフネイルを始めるにあたって、多くの方が抱く疑問にお答えします。
甘皮処理はなぜ必要なのですか?
甘皮が爪に残っていると、その上にジェルやマニキュアが乗ってしまい、根元から浮きやすく(リフトしやすく)なる原因になります。 ていねいな甘皮処理は、ネイルのもちをよくし、見た目を美しく仕上げるために非常に重要な工程です。
ジェルネイルはどのくらいもちますか?
適切な下準備と施術を行えば、一般的に3〜4週間程度もちます。ただし、爪の状態や生活習慣によって個人差があります。水仕事が多い方や、指先をよく使う方は、先端からはがれやすくなることがあります。
初心者におすすめのジェルの色はありますか?
初めての方には、肌なじみのよいベージュ系やシアーなピンク系がおすすめです。 根元が伸びてきても目立ちにくく、多少塗りムラができてしまっても分かりにくいため、失敗が少ないカラーと言えます。
まとめ
セルフネイルに必要なものは、マニキュアかジェルネイルかによって異なりますが、どちらの場合もていねいなネイルケアが基本です。この記事を参考に必要な道具をそろえ、正しい手順で行えば、初心者でもサロンのような仕上がりを目指せます。まずは気軽に始められるものから挑戦して、自分だけのネイルを楽しんでください。