ビューティー フィルインとは?爪にやさしいジェルネイルのメリット・デメリットを徹底解説

ジェルネイルを長く楽しんでいると、「爪が薄くなってきた」「リムーバーを使うと指先が乾燥する」といった悩みを抱えることはありませんか。そんな悩みを解決する技術として注目されているのが「フィルイン」です。この記事では、フィルインの基本的な知識からメリット・デメリット、施術の流れまで詳しく解説します。

フィルインとは?「一層残し」とも呼ばれるジェルネイルの技術

フィルインとは、ジェルネイルを付け替える際に、下地であるベースジェルを一層だけ残し、その上から新しいデザインを施す技術のことです。「ベース残し」や「一層残し」とも呼ばれています。デザインを変えるたびにジェルを全てオフするのではなく、ベースジェルを活かし、地爪への負担を最小限に抑えるのが最大の特徴です。

通常のジェルオフとの違いはアセトンを使わないこと

通常のジェルオフとフィルインの最も大きな違いは、「アセトン」という溶剤を使用するかどうかです。通常のオフでは、ジェルを溶かすためにアセトンを含んだリムーバーを使いますが、これは爪や皮膚の油分・水分を奪い、乾燥やダメージの原因になることがあります。一方、フィルインはマシンやファイルでトップジェルとカラージェルのみを削り落とすため、アセトンを一切使用しません。

項目

フィルイン

通常のジェルオフ

オフの方法

マシンやファイルでジェルを削る

アセトンでジェルを溶かす

ベースジェル

一層残す

全て除去する

地爪のサンディング

初回のみ

付け替えのたびに行う

爪や皮膚への負担

少ない

大きい

サンディング不要のパラジェルとの違い

フィルインとよく比較されるものに「パラジェル」があります。パラジェルは、地爪の表面を削る「サンディング」が不要なジェルの種類を指します。爪への負担を軽減するという点では共通していますが、パラジェルは「塗る時」に爪を削らないジェルであり、フィルインは「付け替える時」に爪への負担を減らす技術です。両者は異なるアプローチで爪の健康を守るものであり、併用することも可能です。

 

ジェルネイルでフィルインを選ぶ5つのメリット

フィルインには、爪の健康を守りながらネイルを楽しめる多くのメリットがあります。ここでは、代表的な5つのメリットを紹介します。

地爪を削らないため薄くなるのを防げる

フィルインの最大のメリットは、地爪が薄くなるのを防げることです。通常のジェルネイルでは、付け替えのたびにサンディングを行うため、繰り返すうちに爪が薄くなってしまうことがあります。フィルインはベースジェルを一層残すため、付け替え時のサンディングが不要です。これにより、爪の厚みと強度を保ちながら、ジェルネイルを続けられます。

アセトンを使わず皮膚や爪の乾燥を防ぐ

フィルインはアセトンを使用しないため、爪や指先の乾燥を防げます。アセトンは揮発性が高く、爪や皮膚の水分・油分を奪いやすい性質があります。乾燥が気になる方や、アセトンの刺激が苦手な方にとって、フィルインは非常に適した施術方法です。

ジェルネイルの持ちがよくなる

フィルインはジェルネイルの持ちがよくなるというメリットもあります。フィルインで用いるベースジェルは、密着性の高い専用のものが使われることが多く、一度定着させたベースジェルを活かすことで、ネイルが浮きにくく、きれいな状態を長くキープできます。

ネイルを休まずに継続して楽しめる

ジェルネイルを繰り返すことで爪が傷んでしまい、一時的にネイルを休む「休止期間」を設けなければならないことがあります。フィルインは地爪へのダメージを最小限に抑えるため、従来のジェルネイルに比べて休止期間を設けずに継続できる場合が多いとされています。ただし、爪の状態によっては適度に休ませることも重要です。

爪を健康的に伸ばすことができる

爪が薄くなると、伸ばしている途中で欠けたり折れたりしやすくなります。また、アセトンを含む除光液も爪の表面を乾燥させ、爪を弱くする原因となります。

フィルインは、ベースジェルを一層残したまま付け替える技法です。地爪を削る回数やアセトンの使用を減らせるため、従来の付け替え方法と比べて爪へのダメージを軽減できる可能性があります。これまで繰り返しの付け替えで爪が薄くなり、伸ばすことが難しかった方にとって、選択肢の一つとなるでしょう。

 

理解しておくべきフィルインのデメリットと注意点

多くのメリットがあるフィルインですが、施術を受ける前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。

高度な技術が必要で料金が割高になる

フィルインは、ベースジェルを均一に一層だけ残して削るという、非常に高度な技術と専門知識を要する施術です。そのため、対応できるネイリストが限られており、通常のジェルオフよりも料金が割高に設定されていることが一般的です。

3~4週間ごとの定期的なメンテナンスが必須

フィルインを継続するためには、3〜4週間ごとの定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスを怠り、ベースジェルが浮いてしまうと、そこから菌が繁殖したり、次のフィルインができなくなったりする可能性があります。美しい状態を保つためにも、サロンが推奨する周期で通うことが大切です。

グリーンネイルになるリスクがある

ベースジェルが浮いたまま放置すると、爪とジェルの間に水分が入り込み、緑膿菌が繁殖して爪が緑色に変色する「グリーンネイル」を引き起こすリスクがあります。これはフィルイン特有のリスクというより、ジェルネイル全般に言えることですが、ベースを長期間残すフィルインでは特に注意が必要です。信頼できる技術力のあるネイリストに施術してもらうことが予防につながります。

高い技術力が必要でセルフでは難しい

フィルインは専門的なマシンを使い、ミリ単位でジェルを削る繊細な技術が求められます。見様見真似でセルフで行うと、地爪まで削ってしまったり、凹凸ができてしまったりと、かえって爪を傷つける原因になります。安全で美しい仕上がりのためにも、フィルインは必ずプロのネイリストに任せましょう。

 

フィルインの施術方法を5ステップで解説

ここでは、ネイルサロンで行われるフィルインの基本的な施術の流れを5つのステップに分けて解説します。

ステップ1:トップジェルとカラージェルを削る

まず、ネイルマシンやファイルを使って、表面のトップジェルとカラージェル、アート部分を削り落とします。このとき、土台となるベースジェルを傷つけないよう、慎重に一層だけを残します。ベースジェルに浮きがある場合は、その部分もていねいに取り除きます。

ステップ2:伸びた部分の下処理を行う

次に、新しく伸びてきた地爪の部分を中心に、下処理(プレパレーション)を行います。甘皮を処理し、爪の表面の油分や汚れを除去し、新しく塗るジェルの密着を高めます

ステップ3:爪の長さや形をきれいに整える

ファイルを使って爪の長さと形を整えます。全体のバランスを見ながら、希望のデザインに合わせてラウンドやスクエアオフなどの形に仕上げていきます。

ステップ4:クリアジェルでベースをコーティングする

伸びた地爪の部分と、残したベースジェルの段差をなくすように、クリアジェルを塗布して表面をなめらかに整えます。この工程をていねいに行うことで、美しいフォルムが完成します。塗り終わったらライトで硬化させます。

ステップ5:新しいデザインを施して完成

ベースが整ったら、新しいカラージェルやアートを施していきます。デザインが完成したら、最後にトップジェルを塗って硬化させれば、フィルインによるネイルチェンジの完了です。

 

フィルインはどんな人におすすめ?

フィルインは、特に以下のような悩みや希望を持つ方におすすめの施術です。

地爪が薄い、または傷んでいる人

ジェルネイルの繰り返しで地爪が薄くなってしまった方や、元々爪が弱くて傷みやすい方には、フィルインが最適です。これ以上爪に負担をかけたくないと考えながらも、ネイルを続けたいという希望を叶えてくれます。

爪や指先が乾燥しやすい人

アセトンによる乾燥やダメージが気になる方にも、フィルインはおすすめです。薬剤を使わずに付け替えができるため、爪や皮膚の潤いを保ちながらネイルを楽しめます。

ジェルネイルをきれいに長持ちさせたい人

フィルインは密着性が高く、通常のジェルネイルよりも長持ちする傾向があります。爪が伸びるのが早い方や、すぐにネイルが浮いてしまうという方は、フィルインを試してみる価値があるでしょう。

 

フィルインに関するよくある質問

最後に、フィルインに関するよくある質問にお答えします。

フィルインの施術時間はどのくらいですか?

フィルインは通常のオフ&オンの施術に比べ、ジェルの状態を見極めながらていねいに削るため、比較的時間がかかります。サロンやデザインによって異なりますが、目安として1時間半~2時間半ほど見ておくとよいでしょう。

フットネイルにもフィルインはできますか?

衛生的な観点から、フットネイルにはフィルインを行わないサロンがほとんどです。足は靴や靴下で蒸れやすく、菌が繁殖しやすい環境にあります。衛生面を考慮し、毎回全てオフして清潔な状態を保ちましょう。

 

まとめ

フィルインは、爪への負担を最小限に抑えながらジェルネイルを継続できる画期的な技術です。メリットだけでなく、料金やメンテナンスといった注意点も理解した上で、自分に合った方法かを見極めましょう。信頼できるネイリストに相談し、健康的な爪でネイルアートを楽しんでください。

 

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