爪・ネイル ネイルサロンの頻度は3〜4週間が目安!ジェルネイルの種類別に最適なタイミングを解説

指先がきれいだと、気分も上がりますよね。しかし、ネイルサロンにどのくらいの頻度で通えばよいのか、悩んだことはありませんか?「まだ大丈夫かな?」と思っているうちに、気づけば根元が伸びてしまったり、ネイルが浮いてしまったりすることも少なくありません。

この記事では、ネイルの種類ごとの最適な付け替え頻度から、長もちさせるための秘訣、さらには放置するリスクまで、詳しく解説します。あなたのライフスタイルに合った最適なペースを見つけて、いつでも美しい指先をキープしましょう。

ネイルの付け替え頻度は3〜4週間が目安

多くのネイルサロンで推奨されている付け替えの頻度は「3〜4週間」です。これは、見た目の美しさと爪の健康を両立させるための、最もバランスの取れた期間と考えられています。短すぎると爪への負担が大きくなり、長すぎるとさまざまなトラブルの原因になります。

もちろん、これはあくまで一般的な目安です。爪が伸びる速さやライフスタイルによって、最適なタイミングは一人ひとり異なります。大切なのは、ご自身の爪の状態を正しく理解し、適切なタイミングでメンテナンスすることです。

なぜ3〜4週間が推奨されるのか?

3〜4週間が推奨されるのには、主に2つの理由があります。

1つ目は「見た目の美しさ」です。爪は1ヶ月に約3mm伸びるため、3〜4週間経つと根元に隙間が目立ち始め、デザインのバランスが崩れてきます。

2つ目は「爪の健康と安全」です。時間が経つと、ジェルネイルは根元や側面からわずかに浮いてくることがあります(リフト)。この隙間に水分が入り込み、放置すると「グリーンネイル」と呼ばれる爪のカビ(細菌の一種)が繁殖するリスクが高まります。 また、爪が伸びると先端に重心が移り、衝撃によって地爪ごと折れたり、亀裂が入ったりする危険性も増します。

爪が伸びるスピードには個人差がある

爪が伸びる速さは、年齢、季節、健康状態、さらには指の使い方によっても変わります。一般的に、若い人の方が新陳代謝が活発なため、伸びるのが速い傾向にあります。また、血行がよくなる夏場は、冬場に比べて伸びやすいと言われています。

指先をよく使う仕事(例:キーボードを多用する、手作業が多いなど)をしている人も、刺激によって血行が促進され、爪が伸びるのが速くなることがあります。ご自身の爪が1ヶ月でどのくらい伸びるのかを把握することが、最適な頻度を見つける第一歩です。

 

【種類別】ネイルサロンに通う最適な頻度

ネイルの種類によって、推奨される付け替え頻度は異なります。ここでは、代表的なネイルの種類ごとの最適な頻度を解説します。

ネイルの種類

推奨される付け替え頻度

特徴

ジェルネイル

3〜4週間

最も一般的。もちがよく、デザインが豊富。

スカルプチュアネイル

3〜4週間

長さ出しが可能。強度があるが、地爪への負担も考慮が必要。

マニキュア(ポリッシュ)

1〜2週間

手軽に塗り替えられるが、衝撃に弱くはがれやすい。

フットネイル(ジェル)

4〜6週間

手の爪より伸びるのが遅いため、長もちしやすい。

ジェルネイルの場合

ジェルネイルの付け替え頻度は、3〜4週間が一般的です。 ほとんどの方はこの期間内にメンテナンスをすることで、美しい状態を保てます。ただし、水仕事が多い方や、指先を酷使する習慣がある方は、ジェルが浮きやすくなるため、少し早めの3週間以内での付け替えがおすすめです。

スカルプチュアネイルの場合

アクリル樹脂で爪の長さや形を形成するスカルプチュアネイルも、付け替え頻度は3〜4週間が目安です。ジェルネイル同様、根元が伸びてくると見た目のバランスが悪くなるだけでなく、地爪との間に隙間ができてリフトしやすくなります。長さがある分、リフトした部分に負荷がかかると、地爪ごと折れてしまう危険性が高まるため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。

マニキュア(ポリッシュ)の場合

マニキュア(ポリッシュ)は、ジェルネイルに比べて耐久性が低く、先端からはがれやすいのが特徴です。そのため、美しい状態を保つためには1〜2週間での塗り替えが推奨されます。 最近では速乾性やもちのよい製品も増えていますが、日常生活での細かな傷やはがれは避けにくいため、こまめなケアが必要です。

フットネイルの場合

足の爪は手の爪に比べて伸びるスピードが遅いため、フットネイル(特にジェル)の付け替え頻度は4〜6週間が目安となります。ただし、夏場などサンダルを履く機会が増え、爪が伸びているのが気になり始めたら、期間内であってもサロンに行くのがよいでしょう。また、巻き爪などのトラブルがある方は、ネイリストに相談して最適な頻度を決めることが大切です。

 

 ネイルの替え時を判断するべきサイン

「3〜4週間」という期間だけでなく、爪の状態を見て付け替えのタイミングを判断することも重要です。以下のようなサインが現れたら、ネイルサロンへ行くことを検討しましょう。

 根元の隙間が2〜3mmになった

爪が伸びて、ネイルと甘皮の間に2〜3mm程度の隙間ができたら、替え時の一つのサインです。見た目にも「伸びてきたな」と感じる頃合いで、デザインのバランスも崩れ始めます。この段階でメンテナンスをすることで、常に美しい状態を保つことができます。

ネイルが浮いてきた(リフトした)

ネイルの根元やサイドが白っぽく浮き上がってくる「リフト」は、最も分かりやすい替え時のサインです。リフトを放置すると、シャンプーの際に髪の毛が引っかかったり、隙間に溜まった水分が原因でグリーンネイルを引き起こしたりする可能性があります。 少しでもリフトに気づいたら、なるべく早くサロンで対処してもらいましょう。

亀裂や欠けが生じた

ネイルの先端に亀裂が入ったり、一部が欠けてしまったりした場合も、すぐにメンテナンスが必要です。小さな亀裂でも、放置するとそこから負荷がかかり、地爪ごと大きく割れてしまう危険性があります。特に、お風呂や水仕事で水分を含むと爪がやわらかくなり、ダメージが広がりやすくなるため注意が必要です。

 

ネイルサロンの頻度が高すぎる・低すぎる場合のリスク

ネイルサロンに通う頻度は、高すぎても低すぎても爪にデメリットをもたらす可能性があります。適切な頻度を守ることが、健康な爪を育む鍵となります。

 頻度が高すぎる場合のデメリット

2週間以内など、あまりに高い頻度で付け替えを繰り返すと、爪に大きな負担がかかります。ジェルネイルをオフする際には、薬剤を使用したり、ファイルで表面を削ったりします。この工程が短期間に何度も行われると、地爪が薄くなり、ペラペラになってしまうことがあります。爪が薄くなると、もちが悪くなったり、痛みを感じやすくなったりする悪循環に陥る可能性があります。

頻度が低すぎる場合のデメリット

一方、5週間、6週間と長期間ネイルを放置するのも非常に危険です。前述の通り、リフトした隙間から水分が入り込み、緑膿菌が繁殖して爪が緑色に変色する「グリーンネイル」のリスクが格段に高まります。グリーンネイルになると、完治するまでネイルの施術はできません。

また、爪が伸びすぎると先端に重心がかかり、日常生活の些細な衝撃で地爪が根元から折れてしまう「ハイポイントのズレ」という現象も起こりやすくなります。このようなトラブルを防ぐためにも、最長でも1ヶ月以内には付け替えるのが賢明です。

ネイルを少しでも長もちさせる5つの秘訣

せっかくきれいにしたネイル、少しでも長く楽しみたいですよね。日々の少しの心がけで、ネイルのもちは格段に変わります。

指先の使い方に気をつける

日常生活での指先の使い方は、ネイルのもちに直結します。段ボールを開ける際に爪を立てたり、シールをカリカリとはがしたりする行為は避けましょう。缶のプルトップを開ける際は専用のオープナーを使うなど、爪を道具代わりにしない意識が大切です。キーボードを打つ際も、指の腹を使うようにすると先端からの衝撃を減らせます。

こまめにネイルオイルで保湿する

爪やその周りの皮膚が乾燥すると、ささくれやリフトの原因になります。ネイルオイルやハンドクリームを使って、キューティクル周りをこまめに保湿しましょう。特に、手を洗った後や寝る前は保湿のゴールデンタイムです。保湿されて潤いのある爪は、柔軟性が増し、衝撃にも強くなります。

トップコートを定期的に塗り直す

ジェルネイルの輝きを保ち、傷を防ぐために、1〜2週間に一度、市販のジェルネイル用トップコートを上から塗り直すのも効果的です。これにより、細かな傷がカバーされ、ツヤが蘇ります。サロンに行くまでの間、美しい状態をキープしやすくなります。

 水仕事ではゴム手袋を着用する

食器洗いやお風呂掃除など、長時間水に触れる作業をする際は、必ずゴム手袋を着用しましょう。水分はネイルがリフトする最大の原因の一つです。また、洗剤に含まれる成分がネイルのツヤを奪ったり、乾燥を招いたりするのも防ぐことができます。

フィルイン(お直し)を活用する

毎回完全にオフするのではなく、伸びてきた根元の部分だけを新しいジェルで埋める「フィルイン(お直し)」という選択肢もあります。ベースジェルを一層残して施術するため、オフによる地爪への負担を最小限に抑えることができます。爪が薄くなりがちな方や、頻繁にデザインを変える必要がない方におすすめの方法です。

 

ネイルサロンの頻度に関するよくある質問

ここでは、ネイルサロンの頻度に関して、お客様からよくいただく質問にお答えします。

次の予約はいつ取るのがベストですか?

施術が終わった日に、次回の予約をその場で取ってしまうのが最もおすすめです。3〜4週間後のスケジュールを確保しておくことで、予約が取れずに困ることがなくなり、計画的にメンテナンスを続けられます。多くのサロンでは、次回予約をすることで割引などの特典を用意している場合もあります。

爪が薄くても同じ頻度で大丈夫ですか?

爪が薄い方やダメージが気になる方は、ネイリストにその旨を相談しましょう。通常の3〜4週間のサイクルを守りつつ、フィルインでの施術を提案されたり、爪への負担が少ない弱酸性のジェルなどを勧められたりすることがあります。自己判断で期間を空けすぎると、かえってトラブルの原因になることもあるため、専門家のアドバイスに従うのが一番です。

セルフネイルの場合の頻度はどうですか?

セルフでジェルネイルを行う場合も、サロンと同様に3週間程度での付け替えが理想です。 ただし、セルフネイルはサロンでの施術に比べてリフトしやすい傾向があるため、少しでも浮きが見られたらすぐにオフするか、リペアするようにしましょう。衛生管理を徹底し、正しい知識をもって行わないと、爪のトラブルにつながりやすいため注意が必要です。

 まとめ

ネイルサロンに通う最適な頻度は、一般的に3〜4週間が目安です。この期間を守ることは、ネイルの美しさを保つだけでなく、グリーンネイルや爪の亀裂といったトラブルを防ぎ、爪の健康を守ることにもつながります。ご自身の爪の状態やライフスタイルに合わせて最適な周期を見つけ、計画的なネイルメンテナンスで輝く指先を維持しましょう。

  • いいね 
  • 初耳 
  • 応援したい 
  • トライしたい