ビューティー キルティングネイルのやり方と人気デザインは?失敗しないコツも解説

冬の訪れとともに指先に取り入れたくなるのが、ぷっくりとした質感が愛らしいキルティングネイルです。まるで温かいファブリックのような見た目は、寒い季節のファッションとも相性がよく、手元を見るたびに心が弾みます。しかし、いざセルフで挑戦しようとすると「きれいなひし形にならない」「厚塗りしすぎて硬化しない」といった悩みに直面することも少なくありません。また、サロンでオーダーする際も、どのようなバリエーションがあるのかを知っておくと、より自分好みのデザインに出会えます。この記事では、キルティングネイルの基本的なやり方から、失敗を防ぐプロのコツ、そして最新のトレンドデザインまでを網羅的に解説します。読み終える頃には、次のネイルデザインが決まり、すぐにでも試したくなるはずです。

キルティングネイルとはどのような魅力があるデザインですか?

キルティングネイルは、ファッションアイテムのキルティング生地をモチーフにしたネイルアートです。最大の特徴は、ジェルネイル特有の厚みを活かした立体的な凹凸感です。平面的なアートとは異なり、光の当たり方によって陰影が生まれ、指先にリッチな奥行きが生まれます。特に、レザーやナイロン素材のキルティングバッグのような高級感を演出できるため、大人っぽい雰囲気を好む方から絶大な支持を得ています。

特徴

詳細

質感

ぷっくりとした立体的な凹凸がある

印象

高級感、上品、温かみがある

適したシーン

冬のデート、オフィス(控えめな色で)、パーティー

主なモチーフ

キルティング生地、クッション、レザー小物

布地のようなぷっくりとした立体感

キルティングネイルの代名詞とも言えるのが、その「ぷっくり感」です。通常のカラージェルやトップコートだけでは出せない厚みを、粘度の高い専用のジェルを用いて作り出します。爪の上に小さなクッションが並んでいるような触り心地と見た目は、他のデザインにはないユニークな魅力です。この立体感は、ワンカラーのシンプルなネイルでも存在感を際立たせ、ジュエリーなしでも手元が華やかになります。

上品さと可愛らしさを兼ね備える

デザインのベースとなるのは、整然と並んだひし形や格子柄です。この幾何学的なパターンは、クラシカルで整った印象を与えるため、派手になりすぎず上品にまとまります。一方で、使用するカラーをパステルピンクやミルキーホワイトにすれば、ふんわりとした可愛らしい雰囲気に変化します。逆にブラックやボルドーを選べば、モードでクールな印象になります。色の選び方や合わせるパーツ次第で、上品にもキュートにも振れる汎用性の高さが、幅広い世代に愛される理由です。

 

 

サロンでしかできないと思われがちなキルティングネイルですが、手順と道具さえ整えればセルフネイルでも十分に再現可能です。重要なのは、立体感を出すためのジェルの選び方と、ひし形をきれいに描くためのガイド作りです。ここでは、失敗しにくい基本的な手順をステップごとに解説します。

手順

内容

ポイント

1.準備

アイシングジェルを用意

流れない硬めのジェルが必須

2.ベース

カラーを塗り硬化

濃いめの色だと凹凸が目立ちやすい

3.ガイド

ブリオンを配置

等間隔に置くことでバランスが整う

4.ライン

ブリオンを結ぶ

細い筆で溝のラインを描く

5.盛る

枠内をぷっくりさせる

隣同士がくっつかないよう分けて硬化

6.仕上げ

トップジェル塗布

溝を埋めないよう薄く塗る

粘度の高いアイシングジェルを用意する

まず準備すべきなのは、立体アートを作るための「アイシングジェル」や「ビジュージェル」と呼ばれる、粘度の高いクリアジェルです。通常のトップジェルやベースジェルはサラサラとしており、爪に盛った瞬間に流れて形が崩れてしまいます。一方でアイシングジェルは、糸を引くほど硬めのテクスチャーであるため、ぷっくりとした形状をキープしたまま硬化させることができます。これを用意することが、成功への第一歩です。

ベースカラーを塗り硬化させる

プレパレーション(甘皮処理やサンディング)を済ませたら、ベースジェルを塗り硬化させます。その上に、キルティングの土台となるカラージェルを塗布します。キルティング部分は後からクリアジェルで盛るため、このベースカラーが透けて見える仕上がりです。ムラにならないようていねいに2度塗りし、しっかりと硬化させましょう。もしマットな質感のキルティングにしたい場合は、この段階で一度マットコートを塗って硬化させておくと、後の作業が進めやすくなります。

ブリオンを配置してガイドにする

きれいなひし形を描くためには、ガイドとなる目印が必要です。ここで役立つのが、小さな金属の粒である「ブリオン」です。爪の中心縦ラインに、等間隔でブリオンを3つほど配置します。次に、その左右の列の間にブリオンが来るように配置し、全体がひし形の格子状になるよう調整しましょう。このブリオンの交差点がキルティングの縫い目になります。目分量で線を引くよりも、点を置いてからつなぐほうが圧倒的にバランスが取りやすくなります。

対角線を結びひし形を描く

配置したブリオンを点と見立て、細いライナー筆を使ってそれらを結ぶように線を引きます。この線がキルティングの「縫い目」の溝になります。クリアジェルを少量筆に取り、ブリオンからブリオンへ直線を引いていくイメージです。このとき、あまり太い線にしてしまうと、後でぷっくりさせるスペースが狭くなるため、細いラインを意識して引くのがポイントです。全ての線を引いたら一度硬化させ、枠組みを完成させます。

枠の中をジェルでぷっくりと盛る

いよいよ立体感を出していきます。アイシングジェルをライナー筆に適量取り、先ほど描いたひし形の枠の中に落とします。ジェルの表面張力を利用しながら、ひし形の中央が高く、端に行くにつれて低くなるように誘導しましょう。隣り合うひし形同士がくっついてしまわないよう、一つ飛ばしで塗布して硬化させるのがコツです。全てのマスを埋め終えたら、横から見て高さが均一かを確認し、足りない部分は足して調整します。

トップジェルでコーティングして完成

最後に、全体のツヤ出しと強度のためにトップジェルを塗布します。せっかく作った立体感を埋めてしまわないよう、トップジェルは薄付きのタイプを選ぶか、溝の部分に液が溜まらないよう筆で拭いながら塗るのがおすすめです。未硬化ジェルが出るタイプの場合はクリーナーで拭き取り、ノンワイプタイプであればそのまま完成です。これで、サロン級のキルティングネイルが出来上がります。

 

キルティングネイルで失敗しないためのコツや注意点は?

手順通りにやっても「なんとなく形が悪い」「すぐに取れてしまった」という失敗は起こり得ます。特に立体アートは通常のネイルよりも厚みが出るため、いくつかの注意点を守る必要です。ここでは、美しく長持ちさせるためのプロのコツを紹介します。

一度に厚塗りせず数回に分ける

ぷっくりさせたいからといって、一度に大量のジェルを盛るのは厳禁です。ジェルの量が多いと、ライトの光が奥まで届かず「硬化不良(中が生焼けの状態)」を起こす原因になります。硬化不良はネイルの持ちを悪くするだけでなく、アレルギーの原因にもなりかねません。高さを出したい場合は、薄く盛って硬化し、さらに重ねて硬化するという工程を繰り返すほうが、確実できれいな仕上がりになります

爪のサイドは盛りすぎないようにする

爪全体に均一にボリュームを出してしまうと、指が太く見えたり、生活の中でぶつけて欠けやすくなったりします。爪の中央部分はしっかりと高さを出しつつ、サイド(爪の端)に向かってフェードアウトするように薄く盛るのが、美しいフォルムを作る秘訣です。横から見たときに、中央が一番高く、なだらかなカーブを描いている状態を目指しましょう。指先がすっきりと洗練された印象になります。

 

厚みのあるジェルを硬化させる際、化学反応によって「硬化熱」という熱が発生します。特にキルティングネイルのようにジェルを多めに使うデザインでは、「熱い!」と感じることがあります。これを防ぐためには、いきなりハイパワーでライトを当てず、ライトの入り口付近で数秒光を当てて徐々に内部に入れたり、硬化熱軽減モード(ローヒートモード)が搭載されているライトを使用したりするのが有効です。熱さを我慢すると火傷のリスクもあるため、無理せず少しずつ硬化させましょう。

 

今すぐ真似したい人気のおすすめキルティングネイルデザインは?

キルティングネイルには、定番からトレンドを取り入れたものまで、多種多様なデザインが存在します。色の組み合わせやパーツの使い方一つで表情がガラリと変わるため、自分のスタイルに合ったデザインを見つけるのも楽しみの一つです。ここでは、サロンでもオーダーの多い人気のデザインスタイルを5つ紹介します。

デザイン名

雰囲気

おすすめのカラー

合わせるパーツ

ホワイトキルティング

清楚、王道

ホワイト、オフホワイト

パール、ゴールドブリオン

ピンク×チーク

かわいい、ガーリー

ピンク、クリアレッド

リボン、ハートパーツ

マグネットMIX

トレンド、神秘的

ベージュ、グレージュ

ストーン、チェーン

黒系ワンホン

クール、高級感

ブラック、シアーブラック

シルバーブリオン、ビジュー

ガラスフレンチMIX

華やか、ドレッシー

スキンカラー、ラメ

乱切りホログラム

王道で上品なホワイトキルティング

冬のネイルとして不動の人気を誇るのが、純白のホワイトキルティングです。雪景色を連想させる真っ白なカラーは、清潔感があり、どんな色の服にも合わせやすい万能さがあります。ブリオンをゴールドにすれば温かみのあるゴージャスな印象に、シルバーにすればクールで洗練された印象になります。ブライダルネイルとしても選ばれることが多く、清楚で特別な日の指先にもぴったりです。

大人かわいいピンクとチークネイル

可愛らしさを追求するなら、ピンクベースのキルティングがおすすめです。最近のトレンドは、爪の中央がほんのりと赤らんだような「チークネイル」と組み合わせるスタイルです。ぽっと色づいたチークネイルの上に透明感のあるキルティングアートを施すことで、内側から発光しているようなピュアな可愛さが生まれます。韓国ネイル(ワンホンネイル)としても人気が高く、リボンパーツなどを添えるとさらにガーリーに仕上がります。

トレンドのマグネットネイルとの組み合わせ

角度によって輝きが変わる「マグネットネイル」をベースにしたキルティングネイルも注目されています。マグネットジェルの奥行きのある輝きの上に、クリアなキルティングの凹凸が重なることで、宝石のような複雑な光の反射を楽しめます。特にベージュやブラウン系のマグネットカラーを使えば、大人っぽく落ち着いた雰囲気になり、オフィスネイルのアクセントとしても取り入れやすいでしょう。

クールな印象の黒系ワンホンネイル

甘いデザインが苦手な方には、ブラックやシアーブラックを使ったキルティングが最適です。黒のキルティングは、高級ブランドのバッグや小物を思わせるラグジュアリーな雰囲気を持っています。重くなりすぎないよう、透け感のあるシアーカラーを使ったり、ラメやビジューで輝きを足したりするのがポイントです。強さと美しさを兼ね備えた、自立した大人の女性の手元を演出できます。

華やかなガラスフレンチとのミックス

キルティングネイルをワンポイントとして使い、他の指を「ガラスフレンチ」にする組み合わせも人気急上昇中です。ガラスフレンチとは、爪先に乱切りのホログラムを敷き詰めてガラスの破片のように輝かせるデザインです。キルティングの立体的なツヤと、ガラスフレンチの鋭い輝きが相まって、非常に華やかでドレッシーな仕上がりになります。パーティーやイベントなど、手元を目立たせたいシーンに最適です。

 

キルティングネイルを楽しむのに最適な季節はいつですか?

ファッションに衣替えがあるように、ネイルデザインにも適した季節感があります。キルティングネイルはその特性上、特定のシーズンに需要が爆発的に高まります。ベストなタイミングを知っておくことで、より季節感のあるおしゃれを楽しめるでしょう。

秋から冬にかけての寒いシーズン

キルティングネイルが最も輝くのは、やはり秋から冬にかけての寒い時期です。もこもことしたダウンジャケットやニット、マフラーといった冬のファッションアイテムとリンクするため、全身のコーディネートに統一感が生まれます。10月頃から徐々に取り入れる人が増え始め、真冬の1月・2月にピークを迎えます。指先から温かみを感じられるデザインは、寒空の下でも気分を上げてくれる存在です。

バレンタインやクリスマスなどのイベント

冬はイベントが目白押しの季節でもあります。クリスマスには赤や緑、ゴールドを取り入れたキルティングネイルで華やかに。年末年始や成人式には、和装にも合う紅白や金箔を使ったアレンジで厳かに。そしてバレンタインには、チョコレートカラーやハートをあしらった甘いデザインでイベント気分を盛り上げることができます。イベントごとにカラーやパーツを変えて、冬の間ずっとキルティングネイルを楽しむのもおすすめです。

 

まとめ

キルティングネイルは、ぷっくりとした立体感と高級感が魅力の、冬にぴったりのデザインです。セルフで挑戦する際は、粘度の高いアイシングジェルを用意し、ブリオンをガイドにしてていねいにひし形を描くことが成功の鍵となります。一度に厚塗りせず、数回に分けて硬化させることで、失敗を防ぎ美しく仕上げることができます。ホワイトやピンク、マグネットなど、豊富なデザインバリエーションからお気に入りを見つけて、この冬の指先を素敵に彩ってみてください。

この記事の要点をまとめます。

  • 必須アイテム:立体感を出すための「アイシングジェル」などの粘度が高いジェルが必要。
  • 成功のコツ:ブリオンでガイドを作り、中央を高くサイドを薄く盛ることできれいなフォルムになる。
  • デザイン:王道のホワイト、かわいいピンクチーク、トレンドのマグネットなどバリエーションが豊富。
  • 季節感:秋から冬のファッションと相性がよく、クリスマスやバレンタインなどのイベントにも最適。

ぜひこの記事を参考に、サロンでのオーダーやセルフネイルでキルティングネイルを楽しんでください。

 

 

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