爪・ネイル 甘皮ケアって自分でできるの?美爪に必要な甘皮のお手入れとは

そもそも甘皮とは

キューティクルとルースキューティクル

甘皮とは、爪の根本にある半透明の皮膚の部分のこと。

別名「キューティクル」と言います。

さらによく見ると、甘皮の下には爪に張り付いた薄い皮膚があります。

甘皮とは別物で、「ルースキューティクル」と言います。

キューティクルとルースキューティクルは、見分けることが非常に難しい部分です。

甘皮の役割

甘皮は、外部からの菌の侵入を防ぐ、爪の水分量を保持する、爪を支える※などの重要な働きがあります。

※正確には、爪を支えている後爪郭を保護する。

また、爪の根本にある「爪母(爪を生やす細胞)」が傷つかないように守っているのも甘皮です。

爪母が傷つくと、でこぼこの爪や縦に割れた爪が生えてくることがあり、健康な爪の成長を妨げる原因となります。

 

甘皮のお手入れ方法

いくら爪のために必要だと分かっていても、甘皮が伸びすぎていたりカサカサしていたら、きれいにしたくなりますよね。

甘皮ケアのメリット

一般的に甘皮ケアとは、ルースキューティクルを取り除くことを言います。

甘皮ケアをするメリットは、「爪がきれいに見える」ことです。

角質化したルースキューティクルを取り除き、潤いを与えることで、縦長で清潔感のある爪に見えます。

セルフではオイル保湿ができればOK

しかし、セルフでの甘皮ケアは少々難しいのが本音です。

というのも、前述のとおりキューティクルとルースキューティクルを見極め、ルースキューティクルの方だけを取り除く必要があるからです。

甘皮をきれいにしたい方は、まずは日々のネイルオイルでの保湿から始めてみてください。

爪周りに潤いがあるだけで、とてもきれいな爪に見えます。

セルフでの甘皮ケアは基本、ネイルオイルでの保湿で十分です。

 

セルフ甘皮ケアの方法

それでもやはり甘皮ケアをしたい!という方へ、お手入れ方法をお伝えします。

必要な道具は

・キューティクルリムーバー

・メタルプッシャー、またはウッドスティックとコットン

・キューティクルニッパー

・ガーゼ

・お湯(37度くらい)と指先が入るフィンガーボウル

 


手を洗い、清潔な状態で始めましょう。

①お湯を入れたフィンガーボウルに、第一関節まで指先を入れます。

②そのまま1〜2分お湯に浸け、硬くなった甘皮をふやかします。

③指先をしっかりタオルで拭き取ります。

④キューティクルリムーバーを爪の根本に垂らします。

⑤メタルプッシャーでキューティクルリムーバーを爪の根本に馴染ませます。

⑥メタルプッシャーで爪の根本に向かって甘皮を押し下げていきます。爪に圧はかけずに、爪表面をやさしく滑らすように行いましょう。

⑦ガーゼを少し濡らし、余分な甘皮を拭き取ります。

⑧拭き取りだけでは取りきれなかった甘皮を、キューティクルニッパーで処理します。

⑨最後にネイルオイルで保湿をして終了です。

甘皮の取りすぎに注意!

甘皮ケアをしていると、どんどん気になってきてしまって甘皮を取りすぎてしまう場合があります。

甘皮を取りすぎてしまうと、爪が乾燥しやすくなり、ささくれの原因となります。ささくれが気になったから甘皮ケアをしたのに、さらに悪化してしまった、なんてことになりかねません。

また、述べたとおり甘皮は菌の侵入を防ぎ爪母を守る働きがあります。甘皮の取りすぎにより健康な爪が生えてきにくくなることも。

引っ掛かりが気になるささくれや、過剰に伸びたルースキューティクルだけをケアし、必要以上に甘皮を取りすぎないように、気をつけましょう。

また、甘皮ケアをした後は見た目がきれいになるのと同時に、皮膚が乾きやすい状態になります。

ネイルオイルでの保湿は徹底して行いましょう。

 

最後に

指先がきれいなことは、日々のモチベーションアップにつながります。

できることから始めて、潤いのある清潔な指先をキープしていきましょうね。

甘皮ケアをしたいけどセルフでは不安、という方は、ぜひネイルサロンがおすすめです。

それではまた。

 

ライター/江田ももこ

フリーランスネイリスト&スキンケア指導士

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