自分で塗るネイルポリッシュは、均等にむらなく塗るのが難しく、仕上がりになかなか満足できないという人も多いのではないでしょうか? よりきれいに納得のいくネイルをするには、ポイントがあるんです。今回は、ネイル業界に20年携わっている著者の経験を踏まえて、少し練習すれば、仕上がりにぐんと差が出る「ネイルポリッシュを美しく仕上げるコツ」についてお届けしていきます!
仕上がりの鍵は「ネイルポリッシュの液の量」
見落としがちなポイントなのが「ネイルポリッシュの量」です。サロンなどでネイリストさんが、マニキュアのボトルの口で筆をしごいているのを見たことはないでしょうか? 液の量は、多すぎても少なすぎても、剥げやすくなったり、ムラになったりしてしまうのでよくありません。まず「ポリッシュがうまく塗れない!」という方は、液の量に気をつけてみてください。
方法としては、以下のようにボトルの口で、筆をしごき液の量を調節するだけです。
液の量の目安は?
ステップごとに塗るボリュームが異なりますので、参考にしてみてください。
✔ ベースコート:少なめ
✔ カラー1度塗り目:やや少なめ
✔ カラー2度塗り目:やや多めめ
✔ トップコート:多め
各ステップの間は、それぞれ表面が乾いてから塗るようにしてください。続いて、詳しく各ステップをご紹介します。
ベースコート
ベースコートは少なめにすることで、剥がれにくく、長持ちしやすくなります。サラサラのテクスチャーなので、筆についている液が少なめでも伸びがよく、のばすように塗ってみましょう。商品によって、テクスチュアは多少異なるので、お使いのアイテムの特徴を加味して塗るようにしてください。
カラーポリッシュ
カラーは、1度塗りはやや少なめ、2度塗りはやや多めがおすすめです。はじめはやや少なめに塗るので、ムラになることもありますが、2度塗りでカバーできるので、過度に心配しなくても大丈夫です。2度塗りの際は、やや多めの液を筆にとり筆圧弱めにしてツヤが出るように塗りましょう。
※ネイルポリッシュが古くなり液がドロドロのまま塗っているという方もいらっしゃいますが、調節がしにくくなるので、薄め液で緩ませるか、新しいものに買い替えるようにしてくださいね!
トップコート
仕上げのトップコートは液をたっぷりとって筆圧弱くふんわり載せるように塗りましょう。
ネイルポリッシュは塗り替えも簡単なので、気分を変えたい時にササっと変えられるのもいいところ。ネイルサロンに行かなくても、ちょっと空いた時間で塗れるようになれば、時間もお金も節約できます。今回ご紹介した液の量は、意識して塗っていく間に、ちょうどいい量がつかめてきます。ブランドや色によっては若干量の調整が必要なので、自分の持っているネイルポリッシュで適量をつかんでくださいね。
【プロフィール】
著者プロフィール:ふみこ
「大人ネイル」運営&ネイルモデル歴20年。長年のネイル業界での経験から、爪に関する悩みを抱える多くの方に出会い、爪ケアについて研究・サポート活動を始める。ネイルオイルの重要性や正しいケア方法、ケアを続ける事の大切さなど、ネイルサロンに行かなくてもケアできる方法を発信。
ネイリスト技能検定1級/2000年 マニキュア通販サイト「大人ネイル(https://www.otonanail.net/)」運営/2021年 インスタグラムアカウント「@fumikonail」開設/オリジナル商品の開発・発売