健康的で丈夫な爪作りに欠かすことのできないネイルケア。サロンでのケアは大切ですが、日々自宅でネイルケアをすることもとても大切です。そこで今回は、JNA本部認定講師で数々のネイルケアコンテストで入賞歴のある、ネイルサロン『Felicia』代表の小笠原友紀子さんに、自宅でできるネイルケアの方法とおすすめのホームケア用品を教えていただきました。
自宅ではどんなネイルケアをするべき?
顔のスキンケアはほとんどの人が当たり前に行っていますが、爪のケアは行っていないという人も多いはずです。実は、健康的で美しい爪を維持するためには、日々のホームケアが必須です。
「保湿ケアがとても大切。オイルを指先に塗って、とにかく保湿してください。セルフで甘皮ケアをするのは私はあまりおすすめしません。爪母(爪の根本)に刺激を与えてしまって、爪がきれいに生えてこなくなってしまうことがあるので避けたほうがいいでしょう。ささくれがある場合はハサミか爪切りで切っていただき、長さの調整は爪切りではなく爪やすりを使っていただくのがおすすめです!」(小笠原さん)
また、保湿ケアをする際は、ハンドクリーム+オイルを両方使うのがおすすめだそうです。
「多くの方はハンドクリームで手や指の保湿をされていると思いますが、できればオイルも取り入れてほしいですね。どちらかというとオイルの方がおすすめで、オイルを指に付けて手全体にのばすだけでも十分に保湿できますよ。ハンドクリームと併用する場合は、オイル→ハンドクリームの手順で塗ってください」(小笠原さん)
小笠原さんおすすめのハンドケアグッズは?
『Felicia』では、オイルとハンドクリームを取り揃えています。
「私のサロンでは、持ち運びに便利なペンタイプのオイル、手荒れがひどい人やおうちでたくさん使えるような大容量タイプのハンドクリームなどがあります。使い勝手によって選べるよう、さまざまなケア用品をご用意しています。実際に指先の状態を見ながら商品のご提案をしていますが、何よりお客様がどういった時に使いたいか、簡単にできるホームケア商品やホームケアの方法を提案するようにしています」(小笠原さん)
「とくにお客様に人気があるものはペンタイプのオイル、クリームEORAのポンプ式ハンド&ボディクリーム、EORAハンドパックですね。個人的にはLCNのマッサージクリーム、スパマッサージオイルが好きです。すごく伸びがよく、混ぜて使ったりしていますよ」(小笠原さん)
ネイルサロンでの施術経験がない人へメッセージ
「ネイルサロンは敷居が高いと思われがち。アートなどのイメージが強いと思いますが、ケアだけでも施術を受けることが可能です。ケアのみなら30〜40分で施術を受けることができるので、指先が乾燥してきたなと思った時に、気軽にお茶を飲みに行くようにフラッと来ていただけたらなと思っています。
ネイルサロンに慣れている年配の方は、フットの爪を切るだけでもサロンを利用してくださっているので、若い方もぜひ気軽に利用していただきたいです。顔と違い、手は自分で見える部分です。手をきれいに保つことで自信を持つことができ、癒やしをご提供できると思っています。ケアをすることで気持ちが整い、日々の生活の潤いを感じていただけるととてもうれしいですね。サロンではケアをしながらリラックスしていただけるのか、悩みをぽろっとお話ししてくださる方もいらっしゃいます。爪や手の乾燥の悩みがある方はそのままにせず、気軽に一歩踏み出してほしいです」(小笠原さん)
自宅ではオイルやハンドクリームを使って、保湿を中心にケアしましょう。保湿だけでも十分指先や手がグッときれいになることを実感できるはず。また、サロンでのケアを取り入れることもおすすめです。ネイルサロンは爪をきれいにするだけではなく、日々の疲れを癒すそんな場所でもあるので、もしまだネイルサロンに足を運んだことのない人はぜひ一度サロンを体験してみてください。
お話をうかがったのは・・・
『Felicia』代表
小笠原友紀子さん
JNA本部認定講師、ネイルサロン衛生管理指導員の資格を持ち、多くのネイルケアコンテストで受賞。2011年、東京・仙川に、ケアに注力したサロン『Felicia』をオープン。サロンワークを中心に、スクール講師、セミナー講師など幅広く活躍している。
https://www.instagram.com/yukiko_ogasawara63/?hl=ja
ライター/澤 薫
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