ダイバーシティ&インクルージョン
個々の「違い」を受け入れ、認め合い、生かしていくことを意味する、これからの共生社会のためのヴィジョンの1つです。
日本でも職場環境をダイバーシティにする、などの対応が急速に進んでいます。
では、あなたのサロンにさまざまな特性をもつ方をお迎えするためにどんなことに気をつけ、何をすればよいのか準備は出来ていますか?
JBB日本視覚障がい者美容協会では、障がいのあるお客様を迎える時の相互理解の必要性について、数多くの事例を検証してきました。
視覚障がい者の方が楽しむネイルと
あなたのファンに変えるおもてなし
2018年、本会の先駆けとなる活動として「視覚障がい者向けの出張ネイルサービ ス」が始まった当初は、「見えない人がネイルをするの?」という疑問の声が聞かれました。しかし実施されると「ネイルをすると気分が上がる、またやりたい」と リピートを希望される方が多く、美しく装うことのパワーを実感する結果となりま した。
たとえば、晴眼者(目の見える人)の友人や会社の同 僚に自分のネイルをほめられることで、会話が増 え、笑顔が増え、やがて社会に積極的に参画する ための自信につながります。
私たちは視覚障が いのあるみなさんの可能性を信じ、美容を通じて サポートを行う機関として、現在まで活動を続けています。
視覚障がい者の方が当たり前に来られる環境を整える
サービスを提供する側が「安心できる対応」を知ることは、双方に大きなメリットを生みます
・視覚障がい者にとってはお店を選ぶ選択肢が広がること。
・サービス提供者にとっては、熱烈なファンを得る可能性があることです。
対応の仕方がわからない。
色やデザインの説明はどうするの?
時間がかかりそう、と思うかもしれません。
健常者のお客様が来店したときは「いらっしゃいませ」お席にご案内する時は「こちらです」というように、視覚障がい者の方がご来店した時にも具体的なご案内方法があります。
それをあなたのお店の接客マナーに加えて、これから来る多様性の社会に向けて、いつ視覚障がい者が来ても怖くない環境を整えて行きましょう。