お悩み相談 ガサガサかかとで悩んでいる人必見!足裏の角質ケアはなぜ必要?

こんにちは。フリーランスネイリストの江田ももこです。

ネイルサロンでは夏を目前に、かかとのお手入れなど、足裏の角質ケアの予約が増えています。

今回は、そんな足裏の角質についてまとめてみました。

足裏はなぜ固くなる?


皮膚の厚み
足裏の皮膚は歩行時の衝撃を受けるため、元々他よりも少し厚くなっています。皮膚の一番外側にある表皮の厚みと比較すると、足裏の表皮は約三倍の厚みがあると言われています。

硬くなる原因
足裏の皮膚はターンオーバーを繰り返しながら正常な厚みをキープしているのですが、様々な要因でこのターンオーバーが乱れると、古い角質が入れ替わらず角化異常が起きます。

また、足裏には皮脂腺がなく、汗腺という汗を出す腺しかありません。そのため、足裏は外からの保湿が非常に大切です。この保湿が足りないと、足裏の皮膚が乾きガサガサして、固くなってしまうのです。

なぜ角質ケアをした方がいいのか?


①におい対策&清潔感をキープするため
余分な角質は汗と反応し、足のにおいの原因になります。古い角質を除去し清潔な足裏にすることで、足のにおいの原因解決に導くことが可能です。

男女問わず足のにおいに悩んでいる方はとても多いです。フットケアをして、まずは清潔な足裏を手に入れましょう。

②感染症や皮膚疾患の予防
足のトラブルで多い水虫は、白癬菌というカビの一種が原因で発症する皮膚疾患です。白癬菌はケラチンというタンパク質を餌に生きているので、古い角質の溜まった足裏は最高の住処となります。とくに、一日中靴を履いている人や、足が蒸れやすい環境にいる人は要注意です。

定期的な角質ケアをすることで、感染症や皮膚疾患の予防につながります。

③足の疲れやむくみ、冷えの軽減
角質が厚くなりすぎると、足裏のバランスがくずれ体に歪みが生じます。その歪みで疲労を感じやすくなったり、厚くなった角質が靴の中で圧迫されて痛みを感じたり、足裏本来の働きである「クッション性」が失われ、無意識に体全体のバランスが崩れてきます。

角質ケアで柔軟な足裏にすることでクッション性が高まり、足の疲れやむくみの軽減、冷え対策につながります。

④触り心地がよくなりストレスの軽減につながる
ガサガサしてひび割れている足裏は、靴下やストッキングに引っかかったり、触れるたびに「乾燥しているな…」と、一瞬気になりませんか?足裏のケアは後回しにしがちですが、日々触れる部分がツルツルで潤いがあるだけで、ふとした瞬間の気持ちが違うものです。日々のミニストレスの軽減が、全体のストレス軽減につながります。

角質ケアの頻度はどのくらい?

角質ケアの頻度は一概に言えず、個人差があります。当サロンでは、お客様の足裏の状態により約2〜6週間の目安でご案内しております。お手入れを継続していくうちに、二ヶ月、三ヶ月と期間を空けていくのが理想です。

一度の施術ですべての角質ケアをするよりも、少しずつ、こまめに、定期的にお手入れをする方が柔軟な足裏のキープにつながります。

また、古い角質を取った足裏はクリームやオイルの馴染みがよい状態です。足裏が固くなる前に、保湿によるホームケアを継続していきましょう。

最後に

私は、足裏のケアは「人に見られるからする」というのももちろんですが、何よりも「自分のためにするもの」だと思っています。

今まで足裏のお手入れを特にしていなかった方は、今年の夏をぜひきっかけにしていただきたいと思います。

いつまでも健康な足で、一生自分の足で歩けるように。足の健康維持に努めていきましょう。

それではまた!

 


ライター/江田ももこ

フリーランスネイリスト&スキンケア指導士

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