ハンドクリームは手肌の保護や保湿に欠かせませんが、その塗り方によって効果に大きな差が生じることはあまり知られていないようです。
そこで、最適なハンドクリームの塗布方法について詳しくご紹介したいと思います。
まず、効果が限定的な塗り方について触れておきましょう。よく見かけるのが、手の甲にクリームを出して両手の甲同士をこすり合わせる方法です。
この塗り方では指先までクリームが届きにくく、指先のひび割れを防ぎきれません。
さらに、手の甲同士をこすることで皮膚を傷つけ、かえって乾燥を助長する可能性があるのです。
効果的なハンドクリームの使用には、塗布する部位への配慮が欠かせません。
以下に、正しい塗り方の手順をご説明いたします。
1.クリームを指先に置く
爪の根元からクリームを塗り始め、指先をマッサージするように浸透させていきます。
指先は皮膚が硬化しやすく、ひび割れも起こりやすいため、特に念入りなケアが求められます。
2.関節部分にクリームを置く
指の関節それぞれに小粒大のクリームを配置していきましょう。ひび割れが生じやすい箇所なので、入念なケアが必要となります。
クリームを置いている間に、関節部分への浸透も進んでいきます。
3.手の甲にもクリームを置く
手の甲に少量のクリームを出したら、指先や関節部分への塗布後に手全体へと広げていきましょう。
その際は手の甲同士ではなく、片方の手のひらを使ってやさしく伸ばすのがポイントです。
4.指の間もしっかりケア
指の間への塗布も乾燥防止に重要な役割を果たします。
就寝前は特に手洗いの機会が減るため、丁寧な塗布で翌朝の手の状態が格段によくなるはずです。
このステップを実践すると、手肌の水分量が増加し、手のトーンも明るさを取り戻すでしょう。
適切な塗布方法を身につけることで、手肌は見違えるような美しさを取り戻し、若々しい印象の手元を維持できるはずです。
ハンドクリームは日常的な使用を心がけたいアイテムです。
夏場も冷房や乾燥した室内環境が手肌に悪影響を及ぼすため、年間を通じたケアが肝心となります。
正しい塗布方法を実践し、いつまでも若々しい手元を保っていきましょう。