お悩み相談 正しいジェルネイルのお休み法とは? ネイルのプロにask!

ジェルネイルを繰り返すことで、地爪が薄くなったり、爪にダメージを負ってしまうことがある。そんなときは、一度ジェルネイルをお休みしよう。実は、ジェルネイルを“正しく”お休みするには、オフするだけでは不十分。新しい爪が伸びて生え変わるのを待つための、正しいケアが必要だ。そこで今回は、ネイリストのフクミ先生に健康な地爪に戻すケア方法を教えてもらった。

 

ジェルネイルはどれくらいの期間継続してもいい?

ジェルネイルを長期間つけていると、「たまにはお休みする必要がある?」と心配になる人は多いはず。実際のところ、ジェルネイルはどれくらいの期間継続してつけていてもいいの? 「適正なメンテナンスを定期的に行い、地爪が健康な状態を保てていれば、ジェルネイルを継続していても問題はありません。1ヶ月に1回程度、サロンに通って爪の状態を確認してもらい、異常があれば適切な対処をしてもらいましょう。ジェルネイルをお休みする必要がある=地爪にダメージがある、ということです。ダメージを受けた地爪が健康になるまでジェルネイルは控え、地爪の育成をしましょう。どれくらいの期間ジェルネイルをお休みすべきか、どれくらいの期間で地爪が健康になるかは、その方のライフスタイルや今の地爪の状態により異なります。しっかりとプロに判断してもらうことが大切です」(フクミ先生)

 

ジェルネイルをお休みする際にすべきことは?

 爪を健康な状態に戻すには、爪周りの保湿はもちろん、まずはタンパク質を中心としたバランスの取れた食事を摂るなど、規則正しい生活を送ろう。また、爪切りで爪を切らず、ファイル(爪やすり)で短く整えるなど、サロンで定期的なケアを行って。「まずはサロンに行って、的確なケアを受けることが大切。手の爪は1ヶ月で約3ミリほどしか伸びないので、爪全体が生え変わるのに6ヶ月以上かかります。その間、健康な地爪を取り戻すためのセルフケアも重要ですよ」(フクミ先生)

 

ケアをするサロンを選ぶときのポイント

 ジェルネイルをお休みするために、ケアをお願いするサロンの選び方のポイントとは? 「衛生管理やコンプライアンスなど、一定の基準を遵守し、確かな技術や知識・サービスを提供している優良サロン(JNA認定サロンやアスリートネイル認定サロンなど)を選びましょう。正しい知識を持った爪のプロにカウンセリングをしてもらい、爪周りの処理や適切なホームケアを教えてもらってください。しっかりとプロに相談することで、健康でしなやかな爪を育てることができますよ」(フクミ先生)

 

フクミ先生がおすすめするセルフケアは?

 昨今は感染予防対策(手洗いや消毒剤の塗布)を行うことが日常になり、私たちの手や爪は乾燥状態になりがち。おうち時間が長くなり家事をすることが増え、乾燥を加速させて二枚爪を引き起こしたり、亀裂が入ったりするケースが多くなっている。こんな状況下でも、健康な爪になるためにはどんなケアが必要?

「爪の周りに爪専用のネイルオイルを塗って肌になじませるようにしましょう。さらに、ハンドクリームを塗って手や指先を保湿してあげることで、爪を作る部分(爪母)に爪を健やかに保つことが可能です。また、爪に補強用ベースコートを塗ると、爪表面の水分蒸発を防ぐことができますよ。ただし、除光液を使う頻度が増えると爪が乾燥するため、ベースコートを塗り直した後はお手入れが必要です。手を洗う度、ネイルオイルやハンドクリームを塗り、就寝前の保湿を毎晩の日課にしましょう!」(フクミ先生)

 

悩みがちなジェルネイル休憩期間中のケア方法。まずはプロに相談しながら、セルフケアを行うことで、健康的で美しい地爪を取り戻そう!

 

※症状の改善が見られない場合、皮膚科の受診を検討してください。

 

ライター/澤 薫

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