足に合わない靴を履いたり、爪先を圧迫したりすることで
爪の中に血豆（爪下出血＝そうかしゅっけつ）になる場合があります。
痛みが数日続くようであれば、皮膚科医に診てもらうことをおすすめします。
痛みがなくなったら、爪の補修液や爪用オイルなどで保湿をしながら
新しい爪が生えてくるのを待ちましょう。
血豆（爪下出血）になった部分から爪が浮いてきて、自然と爪が剥がれ落ちます。
爪が剥がれ落ちて違和感がある場合は、ジェルネイルやアクリルネイルで義爪を作り、
新しく生てくる爪をサポートする施術がネイルサロンで受けることができます。
ある日のこと
私の例をお話ししますね。
先の尖った靴をおしゃれなブティックで購入しました。
履いた時は歩きやすかったのに、長時間履くと足が痛くなり…
ショッピングをしていたら足の薬指（四趾）の爪が痛くて歩けなくなりました。
慌ててサンダルを買ってその日は帰宅。
ジェルネイルを塗っていたため、爪下の状態はわかりませんでしたが
爪の周りの皮膚が真っ赤に腫れており、爪下出血している状況が想像できました。
翌日には痛みはなくなっていましたが、違和感があるのでついつい触ってしまいます。すると徐々に爪が動いてきて、3日後にはポロっと爪が剥がれ落ちました。
まだ新しい爪が生えている状態でもなく爪が剥がれ落ちたので、
ジェルネイルやアクリルネイルで義爪を作るにも土台がありません。
爪補修液や爪用オイルでケアをしながら新しい爪が生えてくるまでケアをして待ちました。
スポーツへの影響も
もしもスポーツをする人であれば、爪圧もかけられずパフォーマンスにも影響を及ぼす場合もあります。
新しい薄い爪が出て、義爪を施すことができるまでは
テーピングなどで補助するのがいいでしょう。
経過の状態によって処置を変える必要があるため、
10日に一度ネイルサロンでケアしてもらうのがおすすめです。
1か月半程度で薄い新しい爪が生えてきたら、柔軟性が高いジェルネイルで義爪を作ります。
自身の爪が生えてくるのを保護しながら、爪が歪まずまっすぐ伸びるよう誘導するのです。
親指（母趾）の爪が指先まで伸びるには8か月～1年ほど要します。
その他の足趾であっても半年くらいはかかりますので、
ネイルサロンで定期的なケアをし、爪補修液やネイルオイルで保湿とマッサージのホームケアを行うようにしましょう。
NPO法人日本ネイリスト協会理事
NPO法人日本ネイリスト協会常任本部認定講師
NPO法人日本ネイリスト協会講師委員会副委員長
一般社団法人アスリートネイル協会爪学・実技認定インストラクター
地爪ケアクリニックサロン代々木 サロンディレクター
中村富玖実