お悩み相談 教えてフクミ先生! みかんの食べ過ぎで爪は黄色くなる?

みかんに限らず、ニンジンやカボチャなどに多く含まれる「β-カロテン」を過剰摂取すると、手足が黄色くなる場合があります。これを柑皮症(かんぴしょう)といいます。

みかんをよく食べる冬にみられることが多い柑皮症ですが、
近年は「β-カロテン」を多く含む栄養補助食品や野菜ジュースの長期に及ぶ過剰摂取でも同じことが起きるため、季節を問わず柑皮症になる方が増えているそうです。

みかんを食べ過ぎると爪は黄色くなる?

この「β-カロテン」は角質に色素沈着がしやすいことから、角質が多い手や足が黄色くなることがわかっています。
高度になると手足以外に顔や爪なども黄色になることがあります。
もしも眼球の白目の部分が黄色くなった場合は、柑皮症とは別の症状が考えられるので、お医者様の診断をしてもらうようにしましょう。

柑皮症は健康被害がある症状ではありませんので、心配することはありませんが、
爪が黄色くなって見た目が気になるという場合は、「β-カロテン」の摂りすぎに注意が必要です。

黄色くなってしまった時の対処法

手足や爪が黄色くなってしまったら、
「β-カロテン」の過剰摂取をやめバランスよい摂取にすると自然に改善します。

手足や爪が黄色くなるのは嫌だから過剰摂取を避けたい!とはいえ、
「β-カロテン」は体内で吸収・分解されることでビタミンAに変わり健康によい効果がたくさんあります。

とくに、ビタミンAは目や喉の粘膜の分泌を助ける働きもあり、細菌やウィルスなどの外敵から私たちを守る効果もあります。
バランスよい食事を摂り、冬の味覚であるみかんを楽しんで
寒い季節も健康に過ごしましょう。

NPO法人日本ネイリスト協会理事
NPO法人日本ネイリスト協会常任本部認定講師
NPO法人日本ネイリスト協会講師委員会副委員長
一般社団法人アスリートネイル協会爪学・実技認定インストラクター
地爪ケアクリニックサロン代々木 サロンディレクター
中村富玖実

  • いいね 
  • 初耳 
  • 応援したい 
  • トライしたい